
私たちの感覚の中で最も影響力があるのは「視覚」で、全体の87%は「視覚」から得る情報だといいます。次に「聴覚」が7%、続いて「触覚」3%、「臭覚」2%、「味覚」1%だそうです。美味しい料理も、盛り付け次第でより美味しくも、逆にあまり美味しくなくも感じられるということです。 冬の寒さも同様です。暖房器具だけに頼らず、五感・・特に視覚から暖かさを感じられるよう、インテリアを工夫してみませんか? |
■ 目で感じる
一般に青や緑などを寒色、赤や橙などを暖色と呼び、暖色と寒色では体感温度に3度の違いがあるといわれています。冬のインテリアには暖色系の色を使うと、温かみが増すというわけです。 ですがこれはあくまでも一般的な話。色に対する感じ方は人それぞれ違います。寒色系は寒々しいから絶対ダメだと言うわけではありません。寒色系の色でも深みのある色合いで落ち着きを表してみたり、逆にパステル調の温かみのある色合いにしたり、素材を工夫したりすればお部屋を暖かく演出することができます。 ・彩度を抑えよう 暖色系が良いといっても、はっきりした赤や橙、黄色などを多用すると、印象が強過ぎてあまりくつろげない部屋になってしまいます。やわらかい色味を使い、ベージュやブラウンなどをうまく取り入れて優しい印象の部屋作りを心がけてみましょう。 ・グラデーションとぼかし 一色のみ広い面積に使うよりは、同じ色の濃淡や他の色を組合わせるなどグラデーション効果を出したほうが温かみのある印象になります。また色の境目をなくしてぼかすのも効果的です。 例えばソファにカバーをかけるなら、ポイント的に使わずに全体をカバーする、ラグと色を合わせてみる、クッションカバーの色でグラデーションを表してみるetc・・・色々工夫できそうです。
・・・部分照明を使ってみませんか? 蛍光灯でお部屋全体を照らす灯りより、白熱灯のやわらかい灯りでお部屋の部分部分を照らしてみると、やさしい穏やかな印象になります。 またキャンドルのゆれる炎も、心を落ち着かせお部屋を暖かい印象にしてくれます。 寒くて長い夜も、ゆったりリラックスできる時間に変わるかな・・・ ■ 舌と鼻と耳で感じる 冬の献立、暖かさを感じる料理と言うと「ことこと」「ぐつぐつ」「ぽかぽか」「ほくほく」「ふぅふぅ」「トロトロ」etc・・・様々な表現が浮かびます。暖かい部屋でアツアツのお鍋をふぅふぅいいながら食べる。当たり前のようにやっていることですが、立派な冬の「演出」です。 もうちょっと「演出」するなら、いつものお茶をハーブティーに変えてリラックス効果を高めてみたり、暖かい色合いの冬用の食器をそろえてみたり、身近なところでいろいろと工夫できそうですね。 ■ 触って感じる
見た目と通じるところがありますが、「硬くてシャープ」よりは「ふわふわやわらかい」ほうが温かみを感じます。直線的で冷たい印象のフローリングも、毛足の長いラグがあるだけでやわらかい印象に。カーテンもさわやかな夏のカーテンから、ぽってりした冬用に着替えてみると、お部屋の温度が変わります。 木の家具も温かみを感じさせてくれます。これは「なんとなく」ではなくて、実際に「木の熱伝導率が低いから、触った自分の手の温もりが家具に伝わることなく、そのまま感じられる」んだそうです。スチールやガラスの無機質な家具は、ファブリックや照明でやわらかさをプラスするといいかも。
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