コラム「ちょっとインテリア」 |

| 睡眠を8時間とすると一日の3分の1。若い頃はもったいない時間だと思っていましたが、眠りは決して非活動的な時間ではありません。さまざまなホルモンが分泌され、血圧や心拍数も変化し、たっぷりと汗もかきます。身体と脳を休めて翌日のエネルギーを蓄え、皮膚の新陳代謝を促して美肌をつくり、脳の記憶力をよくするなど、人間の活動に欠かせない大切な時間です。徹夜で試験勉強をするよりも、十分に睡眠を取り、覚えたことを脳に定着させるプロセスが大切です。・・・それを受験生の頃に知っていたら・・・ 快適な眠りが得られないと、心と身体に悪影響を及ぼしかねません。快適な眠りは快適なベッドルームから。睡眠環境を考えてみませんか? |
■ ‘すぎ’はよくありません 硬すぎるベッドでは、お尻や肩など出っ張った部分に圧力がかかり、局部的にしびれて体全体が疲れてしまいます。やわらかすぎるベッドでは、体が沈み込みすぎて不自然な体勢になり、寝返りをうつのにも余計な力が必要になります。 硬すぎず、やわらかすぎず、立っている時と同じような自然な姿勢を保てるのが、ちょうどよいベッドです。必ず寝て試し、寝返りもうってみましょう。 高すぎる枕では、首が不自然に曲がり肩や首の筋肉に負担がかかります。 低すぎる枕では、頚椎を支えられず寝違えや肩こりの原因に。また頭に血が上り、頭痛やむくみを引き起こします。 硬すぎる枕では、頭部が安定せず不快感があります。 やわらかすぎる枕では、頭部が深く沈みこみ蒸れや息苦しさを感じます。寝返りもしづらいでしょう。 肩口から頚椎(首の後ろ)、後頭部のカーブをしっかり支え、自然にキープしてくれるのがよい枕です。枕の端が肩口に触れるくらいしっかり引き寄せて、首を支えておやすみください。 重すぎる掛け布団では、寝苦しい上に寝返りができなくなってしまいます。血行不良になり、心臓に負担がかかることも。 軽すぎる掛け布団では、寝返りをするたびに体から外れてしまったり、フィット感がなく寒く感じてしまうかもしれません。 寝返りをうっても体を包み込む適度な重さとやわらかさ、そして保温性、汗を吸収し発散する吸放湿性が掛け布団の条件です。 十分眠っても疲れが取れない、眠りが浅い、夜中に目が覚める・・など、眠りに関するお悩みをお持ちでしたら、一度寝具を見直してみてはいかがですか? 寝室に必要なのはリラックス。刺激を避け、安らかな眠りへと身体をいざなうよう、落ち着いたコーディネートが大切です。
ソフトな色合いのブルーやグリーンをあわせると、ゆったりと落ち着く寝室になります。グリーンや深みのあるブルーは気持ちを落ち着かせてくれる色です。ただ使いすぎると寒々しくなってしまいます。また鮮やかな色は意識が冴えてしまうので要注意。 薄いオレンジ・レモン色などやわらかい暖色系の色味も、あたたかみがあっておすすめです。朝気持ちよく目覚めることができるはず。同じ暖色系でも、彩度の高い色・・鮮やかな赤などは神経をたかぶらせ緊張させる色なので、寝室には不向きです。 ベッドリネンやカーテン、ラグなど面積の広いファブリックには落ち着いた色柄を使い、クッションやスリッパなど小物でアクセントをつけましょう。目が疲れる細かいチェック柄、照明が反射する素材、寝る前に目に入ってしまうと気になって眠れなくなってしまう趣味のもの・・・など、刺激のあるものはなるべく避けたほうがいいと思います。 夜眠る前に明るい光を目にすると、なかなか寝付けなくなってしまいます。カラーコーディネート同様、落ち着いたやわらかい光でリラックスできるコーディネートをしましょう。 メインの照明は直接下を照らすタイプ(直接照明)よりも、乳白色のカバー付のものや天井に光をバウンドさせるタイプなどを選んでください。ベッドに入ったまま操作できるリモコン付が便利です。枕が照明の真下にならないようレイアウトして、できるだけ光が目に入らないよう工夫しましょう。光源はあたたかみのある「電球色」がリラックスできます。スタンドやブラケット(壁付け照明)などを併用すれば、お休み前の雰囲気作りができます。 足元灯は夜中にトイレに行く時などに安全で便利。メインの照明を点けてしまうと、自分も目が冴えてしまうだけでなくパートナーも起こしてしまう恐れがあるので、ぜひ活用してください。 読書用のスタンドはできれば1人一灯用意したいですね。 真っ暗にすると不安で眠れないという方は、できるだけ低い場所に小さな灯りをつけておきましょう。 朝はお日さまの光を浴びることで身体が目を覚まします。 快適な寝室でぐっすり寝て、気持ちよく目覚め、よい一日をお過ごしください。 |